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【初心者向け】不動産の勉強って何から始めればいい?やさしく解説します!

【初心者向け】不動産の勉強って何から始めればいい?やさしく解説します!

【初心者向け】不動産の勉強って何から始めればいいの?やさしく解説します!

 〜不動産って「知ってるだけ」で得する世界〜

「不動産」って聞くと、なんだか難しそうなイメージありませんか?

専門用語ばっかり、金額も大きいし、法律も絡んでるし、「自分には関係なさそう」って思ってる人も多いかもしれません。

でも実は、不動産の知識って、人生のいろんな場面で役に立つんです。 

たとえば、こんなシーン:

– 初めての一人暮らしで賃貸物件を探すとき 

– 結婚してマイホームを考え始めたとき 

– 相続で実家の土地や建物の話が出てきたとき 

– 副業で「不動産投資に興味あるな」と思ったとき

こうした場面で「知ってるか・知らないか」で、大きな差が出るのが不動産。 

特に最近は、空き家問題や相続のトラブルが増えている背景もあり、「自分にはまだ早い」と思っていた人が突然直面するケースも多くなっています。

このブログでは、「不動産ってよくわかんないけど勉強してみたいな」という初心者の方に向けて、やさしく・わかりやすく不動産の世界を紹介していきます!

不動産ってそもそも何?超基礎の話

不動産とは、簡単に言えば「動かせない財産」のこと。 

たとえば:

– 土地

– 土地にくっついてる建物(家・マンションなど)

この2つが、基本的な「不動産」です。

対して、家具や車、現金など「動かせるもの」は「動産」と呼ばれます。 

この違いだけでも、「なるほど~」ってなる人も多いんじゃないでしょうか。

よく聞く不動産用語をざっくり解説!

不動産を学ぶときに、まずぶつかるのが「カタい専門用語」。でも実は、それほど難しくないんです。

所有権 

→ 自分のものとして、自由に使ったり売ったりできる権利。これがないと「勝手に使う」ことはできません。逆に所有権がないのに、ずっと住み続けている状態になっていたら、それは「占有」というもので、その占有している状態で時間が経てば、そのまま自分のものになるという法律もあります。

抵当権 

→ 自分のものとして、所有権を持っているのだけど、銀行からお金を借りて、土地を買ったりマイホームを建てたりした場合は、その建物と土地に抵当権という権利がつきます。抵当権は誰が持っているのかというと、そのお金を借りた銀行が持っています。この場合は、「勝手に売る」ことができません。銀行に抵当権を外してもらわないと売れないわけです。

借地権 

→ 土地は借りものだけど、その上に建物を建てて使える権利。古くからある土地では、借地のケースも多いです。神社やお寺が土地の所有権を持っていて、その周辺の住民の土地が借地として、地代を神社やお寺に支払っていたりします。また、借地権にも更新がある場合があって、更新料がいくらするのか、毎月の地代はいくらになっているのか、もし借地権と関わることがあったら、この辺りを調べてみるといいです。

区分所有 

→ マンションのように「一つの建物を複数人で持つ」スタイル。自分の部屋だけが所有範囲で、廊下やエレベーターなどは共有部分です。なので、共有部分の取り決めをするのには、管理組合というところで話し合われて、何かを変更したり、修繕内容を決めたりします。マンションで所有権を持っているのに、勝手に窓のサッシを交換したり、玄関ドアを交換したりすることができないのは、共有部分に接しているからと考えることができます。

登記 

→ 所有者や面積、権利関係などを公的に記録する制度。「誰のものかを証明する」ために大切な情報です。登記の手続きは自分でもできますが、司法書士が専門的に登記手続きをしてくれます。相続したのに登記をしないままになっている不動産が多くて、今の所有者を確認することができない問題が発生しています。その問題を受けて、最近では、相続登記が義務化になって、罰則も設けられているので、空き家やその他不動産を相続した場合は、相続登記がされているか、関係している不動産の登記情報を確認してみましょう。

カタい専門用語でしたが、内容を噛み砕いて理解していけばそこまで難しくありません。また、完璧に理解する必要もありません。だいたいそういうものがあるんだなという理解でも、十分前進しているといえるでしょう。

どんな人が不動産を勉強すべき?

「不動産の知識って、業界の人だけが知っていればいいんじゃないの?」って思うかもしれません。 

でも実は、ほとんどすべての人に役立つ知識なんです。

マイホームを考えている人

マイホームは、多くの人にとって「人生で最も高額な買い物」。 

住宅ローンや固定資産税、立地や建ぺい率のことまで、知っておいた方がいいポイントはたくさんあります。しかもコロナ禍以降、リモートワークなどが普及して働き方が自由になってきて、さらにはAIが業務のサポートをしてくれるので、住む場所を自由に選べる時代に入ってきてるので、中には、「家は3回以上購入しよう」という考えをもつ人も増えています。人生で最も高額で、かつ何度も買ったり売ったりを繰り返す者ならば、学びを深めた方がいいかもしれませんね。

知識がないまま契約してしまって、「もっと調べておけばよかった」「もっとこうすればよかった」と後悔するケースは珍しくありません。

不動産は買うこと自体はシンプルですが、買い方にも種類があったりします。少し昔の不動産売買とは色々と変わってきていることもあります。

賃貸で暮らしている人

たとえば、以下のような疑問、感じたことありませんか?

– 敷金って戻ってこないの?

– 更新料ってなんで必要?

– 原状回復ってどこまでやるの?

こういったことも、不動産の基本知識があればスッと理解できて、余計なトラブルを回避できます。不動産会社の方に教えてもらおうと質問をしたりすると、丁寧に教えてくれる担当者もいれば、そういうことは自分で学んでくださいというスタンスの担当者もいたりします。教えることはサービスの範囲に含まれていないので、仕方ないですね。結局は自分で学んでおいた方が、そういう担当者と話をする時にもスムーズかつ自分の進む方向性があっているのかどうかも判断できるようになります。

空き家や土地を相続した人

いきなり不動産を持つことになって、「どうすればいいかわからない…」という人が急増中です。

– 売るべき?貸すべき?それとも手放せる?

– 毎年の税金がかかって困っている…

– どうやって手続きをするの?

相続で慌てないためにも、基本的な知識を持っておくと安心です。

空き家になっている家を相続した場合は、自分が住まない場合ならなおさらわからないことだらけで、一旦考えるのをやめて、目を逸らしてしまうこともあると思います。その場合は空き家の専門家に相談をするのがいいでしょう。専門家と話をするとき、不動産の基本的な知識があれば、会話をしていくなかで、理解も深まる速度も早くなります。

副業で不動産投資をしようとしている人

令和の時代は、超低金利の時代から変わりつつありますが、金利が低いとアパートやマンションを所有して不動産投資ができるようになっています。

そうした背景から不動産投資を検討している人も多いです。

– どこで、どんな物件を買うべきなのか?

– 自分は不動産投資をすることができるのかな…

– 業者に騙されないよう対等に話がしたいな。

不動産投資はあくまでも「投資」の一種。株式投資や現物投資などの中の一つです。そうした投資としての位置付けや特徴も勉強した上で、不動産投資として深掘りしていくとより理解が深まります。不動産投資をして「何を実現したいのか」を明確にしていくためにも、不動産の基礎学習は重要になってきます。

初心者におすすめの勉強方法はこれ!

不動産の世界に足を踏み入れようとすると、どこから手をつけていいかわからなくなる人も多いはず。

そこで、初心者に向けた「やさしい勉強方法」をいくつかご紹介します。

図解やマンガの本から始めよう

最近は、不動産をわかりやすく解説した本がたくさんあります。 

特におすすめなのは、以下のようなシリーズ:

– 『マンガでわかる 不動産屋が絶対に教えてくれない「最高の家」の買い方』

– 『図解即戦力 不動産業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』

これらは、通勤時間などで読み切れる内容で、用語としくみの全体像がつかめます。不動産の全体像をつかむという意味合いで本は有効です。その本を読みながら、自分に関わりがあるところをピックアップして、深掘りをしていくとより理解が進んでよいでしょう。

YouTubeで「ながら勉強」

「文字を読むのが苦手…」という人には、動画解説がおすすめ。 

「不動産基礎」「マイホームの選び方」などのキーワードで検索すると、信頼できるチャンネルがいくつも出てきます。今は、AIで文字起こしも簡単におこなうことができます。ながら視聴をしたあと、気になったこと、思い出したいことを、手が空いた時にテキストで再確認できるので、学習したことを復習するときなどに便利です。

通勤中や料理中に耳だけで学べるのも大きなメリットです。

ながら勉強の場合のコツは、動画で流れてくるものを全て覚えようとするのではなく、なにか「1つ」この動画で学ぶことを聞きながら決めて、そこを深掘りしていくようにしていくことです。自身の興味が1番高いところになるので、記憶の定着もいいですよ。

不動産関連のセミナーに参加する

セミナーに参加することで、同じような悩みを持って参加している方と交流することができるようになります。同じように不動産を学習してきた仲間たちがそれぞれで勉強した内容を共有してくれるようなセミナーもあったりします。

また、わからないことは直接その場で質問したりすることもできるので、人に聞いたりすると腹落ちしたり覚えやすいという方にも向いています。

ただ、セミナーといっても色々な種類のものがあります。不動産業者が開催するセミナーでは、基本的には自社商品か紹介する商品を購入して欲しいと思っているところがあります。不動産の勉強をしたいなら、その内容に特化したセミナーを選ぶことをおすすめします。

自宅や実家をベースに学ぶ

これ、かなりおすすめです! 

たとえば実家の登記簿謄本を法務局で取り寄せてみたり、固定資産税の明細をチェックしたりするだけで、ぐっとリアルに知識が入ってきます。

登記簿謄本は法務局でも取り寄せ可能ですし、インターネット上にも登記情報提供サービスというものがあるので、そちらからPDFで登記情報を取得できます。1通300円程度で取得できるので、勉強代としてのコスパは最強です。

固定資産税の明細は、土地や建物の所有者のところに、市区役所や町村役場から郵送で送られてくる書類になります。自宅の場合は、自分宛に届くようなものですぐに確認できます。実家の場合はご両親に聞かないといけないかもしれませんね。その固定資産税を計算する元になる、固定資産評価額が記載されています。その金額がどうやって決まったのか、深掘りしていくだけでも周辺の不動産相場などの理解が進みます。

「自分ごと」になると、勉強がグンと楽しくなりますよ。

実際に知識がなくて失敗したエピソード

ここでは、実際に知識がなかったために損してしまった例を紹介します。

賃貸契約で「更新料」に気づかなかった…

友人が初めて一人暮らしをしたときの話。 

立地と家賃だけで選んでしまい、1年後の更新時に「更新料:家賃1ヶ月分」という請求が。

契約書に書いてあったけど、そもそも「更新料って何?」という状態だったんです。 

更新月には家賃1ヶ月分多くとられてしまうので、負担は相当に大きいものです。

知ってさえいれば、別の物件を選んでいたかもしれません。

相続した空き家が売れない…

親戚が相続した築古住宅付きの土地。すぐ売れると思っていたら、「再建築不可」と言われて売れず、管理だけが続くことに。

再建築不可というのは、その土地にある建物を解体しても、再度建物を建てることができないという状態。なぜ建てることができないのかというと、建物を建てるのに、その敷地が道路と2m以上接してないと建築してはいけないというルールがあるためです。

また、前面道路が私道(しどう)という近隣の住民が所有権を持ち合って道として使っている道路もある。その私道の所有権の持分をもっていないと、建物を建てる時に、通行したり、地面を掘って水道管を敷地の中に引き込んだりするために、私道の所有者たちに承諾してもらわないといけない。実際に、それで承諾が取れずに建築できなかったという事例もあります。こういう権利関係も再建築できない原因になったりします。

用途地域や建ぺい率、接道義務といったルールを全く知らなかったため、価値の判断が甘かったのが原因。

まとめ 〜今日から一歩を踏み出そう〜

不動産の勉強って、最初は難しそうに感じます。 

でも、一つずつゆっくり知識を積み上げていけば、「知らなかったことで損をする」リスクがどんどん減っていきます。

この記事が、「不動産についてちょっと勉強してみようかな」と思うきっかけになれば嬉しいです。

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